徳島ヴォルティス
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2020/11/27
みんなの地元魅力紹介「徳島編」
海と山に囲まれた風光明媚な地
徳島の台所に欠かせない大地の恵みと自然美
地元の魅力を紹介していく第18回目は、徳島ヴォルティスの小西雄大選手、表原玄太選手、西谷和希選手がおすすめする地元のグルメと観光スポットを紹介します。
本拠地のある鳴門市のほか阿南市、美馬市をピックアップ。鳴門市は世界最大級の渦潮で知られる鳴門海峡と大鳴門橋が有名で、阿南市は県内屈指のすだちの産地。美馬市を流れる穴吹川は川のレジャースポットとして親しまれ、四季折々の表情をみせてくれます。
爽やかな香りと酸味
食事に欠かせないすだち
徳島県は日本で収穫される98%ものすだちを生産する一大産地。その多くは、阿南市、神山町、佐那河内村で栽培されています。現在は、露地もののほかに、ハウスもの、貯蔵ものがあり、一年を通して販売されている定番の食材です。
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「今年(2020年)1月に徳島に来てからハマり、今では食事に欠かせないものになりました。あまりにおいしいから、栃木に住む家族にも時々送っています。県内だと安く手に入るんですよね!」と、すだちに魅了されてしまった様子の西谷選手。
文政6年の記録も残る
歴史あるすだち農家へ
鳴門市から南へ、車で1時間半ほどの阿南市にある「西地食品(にしじしょくひん)」へ。現在は2代目の吉永真由美さんが代表を務めていますが、文政6(1823)年にすだち農園をはじめた記録が残る歴史ある農家で、すだちについて伺いました。
「すだちの爽やかで酸っぱい果汁はいろんな料理に合います。僕は料理を食べているときに、途中で味に飽きたら、すだちを加えたくなります」と西谷選手。
「そうですね、すだちは食卓になくてはならないもの。焼き魚はもちろんお吸い物、お浸し、酢の物、シラス……、いろいろな料理に使います。皮も香りがいいので、素麺のつゆに削って入れてみてください。おいしいですよ」と真由美さん。
「食欲がないときにすだちを搾ると、あの香りと酸味でご飯がおいしく食べられますよ」と専務の吉永昭二さんも続けます。
料理に華やかな香りと酸味のアクセントをプラスしたり、味変を楽しませてくれるすだち。そのおいしさを知ってしまうと、欠かせないものとして身近な存在になるようです。
海外からの注目も高まるすだち
さまざまな加工品も登場
近年は国内のみならず、フランス、イギリス、イタリア、ドバイなど海外からの需要も高まっています。西地食品では、一昨年は約100kg、今年は約500kgものすだちを出荷しているそう。
「うちは減農薬の露地ものだけ。できるだけ自然に近い状態で栽培しています。近隣の農家さんの中には有機に取り組んでいるところがあったり、それぞれに工夫しながらすだちづくりをしています」と昭二さん。そうした絶え間ない努力が、すだちのおいしさを支えています。
県内では一年を通して店頭で見かけることができますが、やはり旬(8〜10月頃)にまさるものはないとか。そこで旬の時期に収穫・加工したすだち100%果汁やシロップなどの加工品のバリエーションも増えているそう。
「ご自宅であれば、すだちを搾って瓶詰めしたものを冷蔵庫に入れておけば、かなり保存できますよ。果実の状態なら、チャック付きの密封袋に入れて冷蔵庫に入れておくと良いですよ」と、真由美さんが教えてくれました。
西地食品(にしじしょくひん)
- 場所:徳島県阿南市新野町谷口121
- 電話番号:0884-36-2284
※オンラインショップあり
抜群の透明度を誇る清流・穴吹川
川遊びやBBQなど夏の遊び場
阿波市出身の小西選手のおすすめは穴吹川。「子供のころ家族で遊びに行ったり、夏になるとチームメイトとBBQ行った思い出があります」と話します。
海の家のように夏季営業する「リバーサイドしでの家」があるなど利便性も良く(トイレ、更衣室、シャワーあり)、「穴吹リバーパークス」ではカヤックやSUP(スタンドアップパドルボート)、ウォーターバルーンなどの自然を満喫できるアクティビティも!
また紅葉の季節には、エメラルドブルーの川面と断崖の紅葉との鮮やかなコントラストが渓谷を彩ります。
穴吹川
- 場所:徳島県美馬市穴吹町
- 電話番号:0883-52-5610(美馬市 美来創生局 観光課)
幼い頃から慣れ親しんだ味
素朴なおいしさ、鳴門金時
鳴門金時は鳴門市で栽培されるサツマイモ。温暖な気候と少ない降雨量、海のミネラルを含んだ砂地でつくられるのが特徴です。さらに深堀りすると、砂質や熟成方法の違いが味に大きく影響するため、生産者ごと、畑ごとに味わいが異なると言われるほど奥深い魅力があります。
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「子どもの頃、おやつとして食べた記憶がありますし、今でも大好きです」と鳴門金時をすすめてくれたのは、阿南市出身の表原選手。
うかがったのは、大鳴門橋のたもと大毛地区にある「山畠海産(やまはたかいさん)」。鳴門のわかめと鳴門金時を手掛けています。
「大毛は鳴門の海の目の前。古くからある自然の砂地は粒が細かく、ミネラルを含んだ海風が鳴門金時をおいしく育ててくれます」と山畠賢一さん。
表原選手にお気に入りの食べ方を聞くと、「シンプルに焼いたり、蒸して食べるのがおすすめ。素材の味を堪能してください。ほんのり甘くておいしいです」と答えてくれました。
山畠さんは「最近流行りの蜜が多いサツマイモとは違い、昔ながらのホクホク感と素朴な甘さが特徴。キメが細かくなめらかな食感なので、どんな料理にも合います。スイートポテトなどデザートにするのもおすすめです」と、鳴門金時が万能選手であることを教えてくれました。
山畠海産(やまはたかいさん)
- 場所:徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦字大毛82-29
- 電話番号:088-687-0953
※オンラインショップあり
PROFILE
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小西 雄大 KONISHI YUDAI
- 背番号
- 7
- ポジション
- ミッドフィルダー
- 身長・体重
- 169cm/66kg
- 出身地
- 徳島県
- 前所属チーム
- ガンバ大阪ユース
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西谷 和希 NISHIYA KAZUKI
- 背番号
- 24
- ポジション
- ミッドフィルダー
- 身長・体重
- 165cm/65kg
- 出身地
- 栃木県
- 前所属チーム
- 栃木SC
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表原 玄太 OMOTEHARA GENTA
- 背番号
- 17
- ポジション
- ミッドフィルダー
- 身長・体重
- 167cm/67kg
- 出身地
- 徳島県
- 前所属チーム
- 湘南ベルマーレ
支社のおすすめ!
徳島は海と山に囲まれ、他の地域にはない「鳴門の渦潮」や吉野川の激流で出来た渓谷「大歩危・小歩危」、「祖谷のかずら橋」等、個性的な見どころがあり、その他にも日本百名山である「剣山」や日本の滝百選の「轟の滝」等、自然の魅力的なスポットが沢山あります。
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徳島支社からのおすすめ
半田手延素麺
阿波半田手のべ(株)
良質小麦を使い特別にブレンドした小麦粉、瀬戸内海の海水で造られた塩、四国山脈から湧き出た地下水を使い二百五十年以上の歴史を誇る匠の技で造られた太めで腰の強い半田手延素麺ならではの風味と歯ごたえがお楽しみいただけます。
- 場所:
- 徳島県美馬郡つるぎ町半田字松生131-1
- 電話番号:
- 0883-64-2125
- 営業時間:
- 8:30~17:00
- 定休日:
- 土・日・祝祭日、その他(ゴールデンウィーク、夏季、年末など)